注目記事①

全インタビュー記事

台湾デジタル大臣 オードリー・タン氏が語る暗号通貨の未来(全インタビュー記事)

台湾のデジタル担当大臣である、オードリー・タン氏にインタビューさせていただきました。国家は暗号通貨を法定通貨として採用すべきかどうか、ブロックチェーンから着想を得たという台湾の投票システム「総統杯ハッカソン」、NFTの価値はどこにあるのか等、暗号通貨技術をめぐる様々な疑問や話題について語っていただきました。ぜひご覧ください。 
寄稿記事

「Bitcoinロゴの誕生秘話とは?」フィル・ウィルソン氏が語るデザインの起源

いたるところに「B」が隠されています。例えば、全体の図形を作成する上で12.5%といった数値が多用されているのですが、この値は分数に直すと1/8になります。この「8」という数字は実は「B」の数字的な置き換えとして使用されているのです。「B」というのはBitcoinとBlockの頭文字です。画像
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「台湾をブロックチェーンの島に」台湾のクリプト議員 ジェイソン・シュー氏にインタビュー ①

私が国会議員だった頃、台湾を「ブロックチェーン・アイランド」にしようと常に考えていました。私はおそらく国会において最も猛烈で情熱的な、暗号通貨とブロックチェーンの提唱者だったと思います。政府に対して、この新しい技術を採用するよう非常に強く勧めました。この技術を最初に採用した政府こそが業界で最も有利になれるということを知っていたので、台湾を取引所のハブとして発展させる案を提唱しました。この案のメリットは、暗号通貨の取引のみならず、他の様々なビジネスの機会も集まってくる可能性があるということです。たとえばサイバーセキュリティ関連やウォレットプロバイダー、そしてマイニング事業、さらには半導体事業まで、多種多様のビジネスを惹き付けることができると思いました。このようにして台湾が大きく成長し、大きな変化を遂げるいうビジョンをイメージしていました。
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「デフレ=豊かな未来への鍵?」The Price of Tomorrow 著者 ジェフ・ブース氏 インタビュー ①

デフレが豊かな未来に結びつくというのは、実はデフレの原因となっているのは技術発展だからです。技術発展とはすなわち効率化です。これがデフレを引き起こす原因となるのです。携帯電話であれ何であれ、技術発展にともなって我々が手にしたあらゆるものは、我々がより多くのものをより安く入手することを可能にしました。これは非常に急速なペースで起こってきたことで、そして世界のあらゆる部分に浸透してきたことです。技術発展は時間の節約を可能にします。そして価格の下落というのは、実は時間節約の自然な副産物なのです。
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「ユダヤ教の価値観からみたBitcoinとは」ユダヤ教ラビのマイケル・キャラス氏にインタビュー

私は、シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)や青少年グループ、それから大学生などに向けて「Bitcoinとユダヤ教」と題したプレゼンテーションを行うことから始めました。プレゼンテーションでは、ユダヤ教の聖書であるトーラーを読み解き、お金についての宗教的、法的、倫理的な観点とは何か、ということについて話しています。そしてそれらのことを「なぜBitcoinがさらなる進化のための方法となれるのか」ということと関連づけて考えるのです。お金は聖書の中で、様々な形で登場してきます。古代よりお金は、家畜、そしてゴールドやシルバー、それから宝石、といったような形をとってきました。それが近年では法定通貨という形に発展しました。そして現在、デジタル通貨という形を通じて、お金はさらに発展しています。
寄稿記事

「Bitcoinの保有量は本当に一部に集中しているのか:成長を続けるクジラたち」Glassnode分析記事

本記事は、ブロックチェーン上のデータから暗号資産分析を行う企業、Glassnodeの「Glassnode Insights」の内容を、皆様に向けて有益な情報発信を行うために日本語へ翻訳し掲載したものです。原文の英語版はこちらをご覧ください。記事作成者 : ラファエル・シュルツクラフト氏 Glassnode 共同創設者兼CTO我々は、ネットワーク参加者全体のBitcoin分布量を分析しました。すると...
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「オンチェーンデータから分かる暗号通貨市場の動向」Glassnode CTO ラファエル・シュルツクラフト氏 インタビュー ①

アクティブアドレスという指標が人気ですが、これはとても基本的な指標です。この指標からは、ブロックチェーン上でBTCを送金しているアドレスが、一定期間内にどれだけアクティブになっているかを知ることができます。つまりネットワーク上の活動について多くのことを教えてくれる指標です。もちろん、1つのアクティブアドレスが直接的に1人のユーザーを表すわけではありません。たとえば1人で複数のアドレスを所有しているユーザーもいれば、複数人のユーザーのBitcoinを管理している取引所のような存在もあるからです。この指標は、活発に交流している新規参加者がネットワークにどれくらいいるのかということや、ネットワークにどのようなトレンドがあるのかといったことなどを理解するのに使えます。つまりユーザー行動から、ネットワークがどれだけ使われているのか、そのネットワークの成長の健全性をみることができる指標というわけです。
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「政府による合法的略奪とBitcoinの競争力」 ロバート・ブリードラブ氏 インタビュー ①

権威や政権に対しては、健全な範囲内で懐疑的に考えています。また、懐疑心を研ぎ澄ますのに役立った本も多くあります。私のお勧めはフレデリック・バスティア氏の「法」という本です。約60ページとシンプルで短く、古典的な良書です。現在アメリカで起こっているような出来事ともとても関連性の深い内容が書かれています。たとえば米国政府は、9000億ドル分のお金を印刷して全国民に600ドル分の経済援助を行うという発表をしました。素晴らしい政策のように聞こえます。実際に計算してみるまでは、ただでお金を受けとれる夢のような政策に思えます。しかし実際にこの政策について考えてみると、アメリカには3億人強の人々がいるので、政府が9000億ドル分お金を印刷するということは単純計算で1人当たり約2800ドルになります。
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「DJから暗号通貨トレードの世界へ」人気ポッドキャスターのスコット・メルカー氏にインタビュー ①

2012年にDJライブのお金をBitcoinで払おうとした人がいたのですが、その時にはじめてその言葉を耳にしました。Bitcoinが何なのかわからなかったため拒否しました。詐欺だと思ったのです。これが人生の中で一番の後悔かもしれません。2017年からバブルが弾けるまでの間、私は暗号通貨の熱狂的なゲームに巻き込まれました。とても過酷なゲームであったにもかかわらず、離れられなくなってしまいました。たくさん売ってもなお、この虚しい市場でのトレードを続けようとしていました。
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「エドワード・スノーデンが語るBitcoin」ナオミ・ブロックウェル氏がスノーデン氏にインタビュー

数多くのブロックチェーンカンファレンスで司会を務め、テレビプロデューサーとして活動するナオミ・ブロックウェル氏が、エドワード・スノーデン氏にインタビューを行いました。スノーデン氏は今回のインタビューで、Bitcoinの匿名性や問題点などについて語っています。前回、ナオミ・ブロックウェル氏へ行ったインタビュー記事も合わせてご覧下さい。       ブロックウェル氏あなたは本の中で、クレジットカードに...
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「バーチャル空間のデジタル不動産」人気ゲーム The Sandbox COO セバスチャン・ボルジェ氏にインタビュー ①

ゲーム業界には、収益化戦略として3種類の伝統的なビジネスモデルがあります。1つ目のモデルはゲーム全体を購入させることです。ゲーム機を買う、もしくはオンラインでゲームをダウンロードすることで、それ以降一切追加購入なしで、完全なゲームをプレイすることができます。これが、コンシューマーゲーム(Console Game)と呼ばれるものです。以前は60ドル前後でゲーム機が売られていました。コンシューマーゲームの場合、購入して、プレイして、それで終わりです。
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「ブロックチェーンでグローバルなアート収集を可能に」SuperRare CEO ジョン・クレーン氏 インタビュー ①

NFT(非代替性トークン)とはトークンの規格の一種です。NFTの最大の特徴は、固有のIDをもつ点です。NFTを発行すると、固有のIDが得られます。固有IDがあると、特定のトークンを、誰がどこで使っているのかを具体的に知ることができます。誰かに送った場合でも、転送されたということを追跡できます。このNFTのもつ固有IDという特徴が、アートの世界にとって魅力的なところです。NFTはその性質上、アートの来歴を追跡することを可能にします。つまり、誰によって所有されていたのか、いつ創作されたのか、本物かどうか、といった情報を知ることができるのです。これらの情報を確認することで、アートによくある偽物の問題を減らすことができるのです。
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人気番組「カイザーレポート」司会者のマックス・カイザー氏にインタビュー ①

私は1980年代に株のブローカーとしてウォール街で働きはじめました。1990年代はロサンゼルスにいました。そこで取引所を立ち上げ、その取引所で使うための通貨を発明したのですが、その一環でDigital Scarcity(デジタルの希少性)のための技術を開発しました。私の立ち上げた取引所ではメディエイト・デリバティブ取引のサービスを開発し、後に予測市場産業として知られるようになりました。1990年代にこういったことを一通りやりました。その後2001年に事業を銀行に売却し、そして2011年に1ドルでBitcoinを始め、それからもう11年近く経ちます。BitcoinはDigital Scarcityの問題を解決するのにより適している完璧な技術だと考えました。
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「ロシア語圏の暗号通貨コミュニティ」最大メディア Forklog CEOのアナトーリ・カプラン氏にインタビュー ①

ロシア語圏の暗号コミュニティはロシア以外の様々な国を含みます。ロシア、ウクライナ、ベラルーシをはじめとし、キルギスやカザフスタン、アゼルバイジャン、エストニア、グルジア、ラトビア、リトアニア、モルドバ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンなどのロシア語圏の国々がコミュニティーに含まれています。これらの国には歴史的なつながりがたくさんありますが、似通った国々であると言ってしまうと、政治的な理由から、一部の人を傷つけたり、争いごとの引き金になったりすることがあります。なので、ロシア語圏の暗号コミュニティには、何らかの形でロシア文化に影響を受けたり関係している国が含まれていると言わせていただきます。
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「シニョレッジ(通貨発行益)の不平等な分配」Cointelegraphリサーチディレクターのデメルザ・ヘイズ氏にインタビュー ①

私がBitcoinのファンである最大の理由は、カンティロン効果にあります。リチャードカンティロンは、18世紀のアイルランド系フランス人経済学者で1750年代に活躍し、現在カンティロン効果として知られる事象について説明しました。お金を新たに印刷すると、現存のお金の購買力が低下します。したがって、例えば誰かがルピーまたはドルを貯金していて、毎日そのお金をマットレスの下に敷いている場合、お金にそれほど価値はありません。ムンバイの中央銀行がお金を印刷している限り、苦労して貯めたお金は貯めた人の気持ちには全く関係なしに減価していくのです。
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「香港という場所の利点」香港ビットコイン協会 共同創設者のレオ・ウィーズ氏へインタビュー ①

私は2012年にBitcoin協会のミートアップを引き継ぎました。2013年のバブル期には、価格爆発が起こりコミュニティが急成長しました。ここで初めてBitcoinが世界的なものとなり、かなりの波を巻き起こしました。香港のコミュニティも、この新しい業界の成長によって、大きく変化しました。2012年~13年まで遡ってみてみると、今日までどのように発展してきたかを知ることができます。