Wally F

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「デフレ=豊かな未来への鍵?」The Price of Tomorrow 著者 ジェフ・ブース氏(全インタビュー記事)

デフレが豊かな未来に結びつくというのは、実はデフレの原因となっているのは技術発展だからです。技術発展とはすなわち効率化です。これがデフレを引き起こす原因となるのです。携帯電話であれ何であれ、技術発展にともなって我々が手にしたあらゆるものは、我々がより多くのものをより安く入手することを可能にしました。これは非常に急速なペースで起こってきたことで、そして世界のあらゆる部分に浸透してきたことです。技術発展は時間の節約を可能にします。そして価格の下落というのは、実は時間節約の自然な副産物なのです。
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「第4次産業革命と仮想世界の発展」 The Sandbox COO セバスチャン・ボルジェ氏にインタビュー ②

第4次産業革命とは「人がデジタル空間や仮想世界でより多くの時間を過ごす」という概念です。これには、リモートで仕事をしたり、オンラインで遊んだりコンテンツ作成をしたり、といったことも含まれます。同時に物理的な現実世界においては、人間の行動がどんどん見えづらくなっていくという側面もあります。第4次産業革命のためには、物理的な資産とデジタル資産の価値を取引することのできる経済システムが必要になります。そしてそう遠くない未来に、仮想世界の経済が物理世界の経済を凌駕することになるだろうと考えています。
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「ウォレット秘密鍵の復元成功率は?」David Bitcoin・Wallet Recovery Services (全インタビュー記事)

復元には様々な要素があります。初期の頃は、主にBitcoin Coreという1種類のウォレットがあって、その秘密鍵の復元しか手がけていませんでした。しかし現在ではウォレットの種類も多様化しています。したがって我々もできるだけ多くのウォレットに対応できるようにしています。まず初めのステップは、ウォレットがサポートされている種類のものかどうかを把握することです。お客様から十分な情報を得てから、その先に進むようにしています。次のステップとして、お客様からパスワード候補についてのアイデアを得る必要があります。たとえば、どのような法則性があるのか、どういった言葉をよく使うのか、といったようなアイデアです。
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「暗号資産の価格はどのように決まるのか?」キ・ヨンジュ氏 CryptoQuant CEO インタビュー ①

CryptoQuantでは、オンチェーンデータを利用した、様々なユニークな指標をご覧いただけます。例えば、Estimated Leverage Ratio(推定レバレッジ比率)という指標があります。これは、全ての主要デリバティブ取引所の建玉をその特定の取引所のBTC保有額で割ったものです。この指標の数値が下がれば、人々が低いレバレッジで取引していることを意味します。レバレッジ取引は、高いリターンを得るために契約で決められたリターンで借り入れた資金を利用する取引です。レバレッジの比率が低いということは、企業やトレーダーが利益を得ていて、資産を成長させるのに十分な利益をあげているということを意味します。
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(本キャンペーンは終了しました)【最高5万円を参加者全員にプレゼント!】春の暗号資産デビューキャンペーン

BTCBOXでは、条件達成で最高5万円がもらえる春の暗号資産デビューキャンペーンを実施しております。初心者の方でも簡単に暗号資産が取引できる『かんたん売買』を利用してビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)を売買し、条件を達成されたお客様全員にプレゼントを差し上げます。
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「Bitcoinの保有量は本当に一部に集中しているのか:成長を続けるクジラたち」Glassnode分析記事

本記事は、ブロックチェーン上のデータから暗号資産分析を行う企業、Glassnodeの「Glassnode Insights」の内容を、皆様に向けて有益な情報発信を行うために日本語へ翻訳し掲載したものです。原文の英語版はこちらをご覧ください。記事作成者 : ラファエル・シュルツクラフト氏 Glassnode 共同創設者兼CTO我々は、ネットワーク参加者全体のBitcoin分布量を分析しました。すると...
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2020年度の確定申告の注意点:クリプトリンク株式会社

執筆者:クリプトリンク株式会社 代表取締役 酒井 孝幸監修:税理士法人ファシオ・コンサルティング 代表・税理士 八木橋 泰仁2020年は一時期価格をさげたもの後半に向けてBTCを中心に大きく価格が上がったこともあり、利益を出された方も多いのではないでしょうか。確定申告の準備としては過去の記事をご参考にしていただければと存じますが、当記事では2020年度の確定申告について注意が必要な以下の2点につい...
寄稿記事

「確定申告を行いましょう:令和2年分」クリプトリンク株式会社

執筆者:クリプトリンク株式会社 代表取締役 酒井 孝幸監修:税理士法人ファシオ・コンサルティング 代表・税理士 八木橋 泰仁2月16日から個人所得税の確定申告が始まりました。2020年に暗号資産の投資をされた方は、必要に応じて確定申告を行うようにしましょう。今年の確定申告の提出期間は、緊急事態宣言発令のため令和3年2月16日(火)から令和3年4月15日(木)までとなっています。まずは、昨年の記事を...
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かんたん売買でのETH取扱開始について

いつもBTCBOXをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。BTCBOXでは、本日より「かんたん売買」でイーサリアム(ETH)の取り扱いを開始致しました。是非ご利用ください。「かんたん売買」とは?売買したい日本円の金額、または暗号資産の数量を入力するだけで、かんたんに暗号資産の取引ができます。取引の相手は当社(BTCBOX)となり、画面に表示されている買値(または売値)ですぐに暗号資産の売買取...
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「IntoTheBlockで見られるブロックチェーンのデータ」IntoTheBlock コンタスチ氏、ガラティ氏(全インタビュー記事)

この指標は、ある資産で流通しているトークンのうちの「ホエール」や「ラージアドレス」が保有している割合を示します。この指標を参照すれば、たとえば集中の度合いが高い暗号資産に投資することでどれくらいのリスクを負うことになるかを知ることができます。指標をみてみると、現時点においてBitcoinの総供給量の約10%が比較的母数の少ない大規模なプレーヤーに集中しているということがわかります。たとえばEthereumではこの数値は約40%まで上がります。したがってBitcoinは他の暗号資産と比較して集中度合いが比較的低いということが分かります。
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「ハードウェアウォレットの悲劇的な事件」Hacken CEO ドミトロ・ブドリン氏 インタビュー ②

2017年当時、人々はハードウェアウォレットに資産を保管していました。そんな中、大規模なハッキング被害に遭い、ハードウェアウォレットに保管していた約6000万ドル相当の資産を失ってしまった人がいます。ハッカーは、被害者の使っているウォレットの種類を特定し、そのウォレット用の偽ソフトウェアアップデートを作って攻撃しました。被害者はアップデートメッセージが、ウォレット公式からのものではないことに気がつきませんでした。しかしメッセージは偽物だったため、ソフトウェアを開いても公式ホームページにつながりませんでした。ところがそれでも被害者は気が付かずアップデートに対して「はい」をクリックしてしまったのです。
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「価値の表現手段を選択する自由」Block Digital Corporation サンティアゴ・ベレス氏(全インタビュー記事)

私は個人の自由を非常に強く信じています。社会的な責任と自由という観点からも、個人は他の個人の選択に関わらず、自分の選択する方法で価値を表現できるべきだと考えています。たとえばBitcoinを支持する人が私にBitcoinで送金したいと思っていたとしても、私が妥協してそれを受け入れなければならないという理由はどこにもありません。私がもしもBitcoinではなくXRPやドルや円で送金を受け取りたいのであれば、このような送金をお互いの摩擦なしで達成できる、基本的なプロセスがあるべきです。互いの妥協やカウンターパーティーリスクなしの取引を可能にする市場が必要です。また、集合的な市場を裁定者として、個人がそれぞれの価値判断で価値を表明できるようにするべきです。この境地こそが技術の提供する最終形態だと思っています。
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「スケーリングに関する論争で学んだこと」ピーター・マコーマック氏 インタビュー ②

2017年に起きたスケーリングに関する論争は大きな物議を醸し、しかもそれは長い間続きました。論争はブロックサイズを拡大すべきかどうかという内容でした。今振り返ってみると大変面白い論争で、当時よりもずっとよく内容を理解できます。当時はどちら側を選べばいいのか分からなくて、適当に片方の立場につきました。幸いなことに、私が選んだ側は結果的に正しい立場でした。しかし、間違った立場を選んでしまっていた可能性もあります。何しろ賛否両論の飛び交う話題でしたので、何も確かなことは言えません。こういった話題は、経済学や技術に関する本当に複雑な事柄を含むので、特にBitcoinを初めて知ったような人にとっては、よく理解するというのは困難の極みです。
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「なぜビットコインを買うのか」著者 アンディ・エドストローム氏(全インタビュー記事)

Bitcoinが動き続けているかどうかということは常に注目して見ています。もしもトランザクションが実行されないということが頻繁に発生したり、日々何十億ドル分もの価値を動かすということがなくなったりしたら、懸念すべきだと思います。また、長い間使われてきたコードにもしもバグが発見されるようなことがあれば、これも大きな懸念となります。Bitcoinについて考える上では、政府の動きをみることも重要です。予算が足りなくなった時に、政府はお金を増刷するでしょうか、それとも予算のバランスをとろうとするでしょうか。もしも政府が現在の過剰支出をやめれば、Bitcoinにとってはあまり芳しくない状況となります。なぜなら、法的通貨と比較しての魅力が薄れるからです。
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「サイファーパンク運動とBitcoin」Bitcoin Magazine アーロン・ヴァン・ウィルドゥム氏 インタビュー ②

サイファーパンクとは、インターネットがまだ目新しかった1990年代に起こった運動です。当時インターネットは、巨大な可能性を秘めていると言われていました。またインターネットのもたらす潜在的な効果について、2つの真逆の予想が存在していました。1つ目の予想は、インターネットがパノプティコン(全展望監視システム)のような監視機械となり、全員のプライバシーがなくなり、全体主義国家が登場する恐れがあるというものです。2点目は、逆に強力な暗号化技術によってプライバシーが守られ、プライベートな通信や取引が自由にできるようになるというものです。
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「ブロックチェーン上のデジタルアートの窃盗」SuperRare CEO ジョン・クレーン氏 インタビュー ②

SuperRare上でアートがハッキングされたり、ロンダリングされたりしたことはありません。しかし、SuperRareからアート作品を持ち出して、別のデジタルアートプラットフォーム上でNFTトークンを作成されたケースがありました。これは大変腹立たしいことでした。特に大変な思いでがんばって作品を作ったアーティストにとっては、より一層腹立たしいことです。ものすごく努力して作り上げた作品を、他の人に奪い取られて手柄にされたら、誰だっていい気分ではありません。我々はこのようなことが起こらないように、他のプラットフォームやマーケットプレイスとパートナーになり、協力し合いました。
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「Bitcoin Magazineとはどのような存在か」Bitcoin Magazine 運営責任者 ジョン・リギンズ氏 インタビュー ①

Bitcoin Magazineは、Bitcoinのバイブルとも言うべき存在です。業界の成功者によって執筆されたBitcoinの初期段階の文章も掲載されていますし、Bitcoin史の中でも最高級の、技術に関する古い記事もあります。それから、私がBitcoinの最高のテクニカルライターの1人として尊敬しているアーロン・ヴァン・ヴィルドゥム氏は最近、Coindeskの編集長を長い間務めていたピート・リゾ氏と共同執筆で、"The Untold Story of the First Bitcoin War”(最初のBitcoin戦争に関する知られざる物語)という素晴らしい記事を書きました。
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「​ゴールドの保有が違法化された時代」投資アナリスト リン・オールデン氏 インタビュー ②

コンピュータやインターネットがなかった時代は情報の伝達がかなり遅く、インフレ率や金利をオンラインでリアルタイムに確認することも出来ませんでした。情報量が圧倒的に少なかったのです。市場に目を光らせていた人でさえ新聞から情報を得るだけで、多くの人は情報を追うことさえしていない時代でした。そんな時代の中、具体的には1930~1940年代ですが、富を維持するための一つの方法がゴールドでした。ゴールドを保有すれば、通貨の切り下げから自分の富を守ることができるというわけです。これをさせないためにアメリカを含む多くの国では、ゴールドの所有を違法にしたのです。しかし、そもそも当時の人々はリアルタイムで情報を確認することすらできなかったので、ゴールドを購入する必要性も感じていませんでした。
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指値注文が便利にできる新機能の紹介

BTCBOXの「一括注文」機能を利用すると、「設定した価格と数量の範囲内」で、同じ価格差、同じ数量の複数の指値注文をまとめて出すことが可能です。一括注文のメリット変動が激しい相場で、注文を複数に分散させて売買ができる中々約定しない状況でも、一定の数量と価格で売買を成立させることができる一括注文機能の使用方法BTCBOX取引所のPC版にログインし、取引所のページから、「一括売り」または「一括買い」を...
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「なぜロビンフッド事件は起こったのか」SkyBridge Capital創業者 アンソニー・スカラムッチ氏(全インタビュー記事)

私は33年間ウォール街にいたので、ロビンフッド事件についてはよく知っています。私がゴールドマン・サックスで最初に学んだことは、決済がどのようにして行われるのかということ、そして証拠金要件は何のためにあるのかということです。米国における証券預託機関である、DTC(Depository Trust Corporation)という規制機関があります。この機関は国際市場、特にウォール街の取引の流れや清算の規制を担当しています。2021年1月最終週のあたり、ゲームストップ株の取引では次のようなことが起こっていました。