
「サイファーパンク運動とBitcoin」Bitcoin Magazine アーロン・ヴァン・ウィルドゥム氏 インタビュー ②
サイファーパンクとは、インターネットがまだ目新しかった1990年代に起こった運動です。当時インターネットは、巨大な可能性を秘めていると言われていました。またインターネットのもたらす潜在的な効果について、2つの真逆の予想が存在していました。1つ目の予想は、インターネットがパノプティコン(全展望監視システム)のような監視機械となり、全員のプライバシーがなくなり、全体主義国家が登場する恐れがあるというものです。2点目は、逆に強力な暗号化技術によってプライバシーが守られ、プライベートな通信や取引が自由にできるようになるというものです。