BTCボックスのエンジニアが語る暗号通貨への思い(ジャッキー・チャン)

自己紹介をお願いします

BTCボックス株式会社のジャッキーと申します。この会社に入る前は、ウェブ開発を10年間、モバイル開発を5年間経験し、IT業界以外では株や金融、海運業の仕事にも関わってきました。職種としては、フルスタックエンジニアという言い方が近いかと思います。

初めて暗号通貨を知ったときの印象は?

ビットコイン相場が初めて盛り上がりを見せた2011年頃に友人から購入を勧められたのですが、その時は買おうと思いませんでした(現在、その友人は上場企業の株主になっています)。友人にはビットコインについて詳しく説明してもらえなかったので、その後自分で技術的な事を調べ、クライアントソフトなどをダウンロードしてみました。

当時のビットコインは一般のユーザーが使うのには非常に不便なものだと感じました。同時に、これこそがビットコインに価値がついていない大きな原因であると思っていました。しかし、ここ10年間の発展の中で、様々なウォレットが開発され、ビットコイン自体もアップグレードを繰り返してきました。今は一般のユーザーも簡単に使用する事ができるようになっていますね。

中国と日本の暗号通貨コミュニティはどこが違う?

一番大きな違いは人の数ですね。中国は暗号通貨に投資している人が日本よりも更に多く、技術開発を始めとして、ICOやマイニング、マイニングマシンの販売など様々な領域が存在しています。しかしながら、国の管理が行き届かず、暗号通貨を使ったスキャムが増大していきました。

投資者保護という点から見れば、日本は世界でもトップレベルのレギュレーションを有しています。現在、世界ではデジタル通貨に対して明確な法規制を設けている国は多くありませんが、最終的には各国が必ず日本と同様の方法を採用するようになると私は考えています。

従来の金融市場と比べ、暗号通貨市場は何が違う?

証券先物、為替などと比べると、暗号通貨は全く別物であると言えます。ハードルが低く、誰でも気軽に取引が行えますし、技術的には誰でも取引所を開設してしまう事が可能です。さらに暗号通貨市場が一番興味深いのは24時間取引可能な点です。時々、疲れてしまうこともありますが、これによって多くのチャンスが生まれています。

2016年から2017年にかけ、暗号通貨の取引所が急激に増加し、同じ通貨でも各取引所では大きく違った価格が付いていました。特に、中国と日本の取引所の間では最大20%もの価格差が付いていたこともあります。多くの人や団体がそのチャンスに飛び込み、資産を何倍にも増やしていましたね。

日本に対する印象は?

私は2016年に来日し、既に3年が経ちました。非常に清潔な日本は、生活や交通が便利なのに加え、公共施設などもたくさんあり、子育て中の家庭にとっては非常に住みやすい国だと思います。更に国際都市である東京は世界各国からトップレベルの技術者が集まっており、エンジニア同士が交流できる様々なミートアップが毎日のように開催されています。どのような趣味があろうと、秋葉原や新宿に行けば、欲しい商品が何でも手に入ります。私のような技術オタクにとって日本はピッタリの場所だと思います。

一番好きな暗号通貨は?

私が一番好きな暗号通貨はEOSです。ビットコインが採用しているPOWのコンセンサスアルゴリズムと違い、EOSはビザンチン耐性を備えたDPOSというアルゴリズムで動いています。このアルゴリズムによって、EOSは分散性と高い処理速度を同時に達成しています。BTCのトランザクション処理速度が毎秒7件であるのに比べ、EOSは毎秒3000件以上が処理可能です。更に、送金を無料で行うことさえも可能です。

しかし、開発者として最も興味があるのはEOSがスマートコントラクトのプラットフォームであるということです。多くの人がEOS上で様々な分散アプリケーションを開発し、動かす事ができます。現在、私もEOS上でDAPPSを開発中ですが、開発途中なので詳細についてはお伝えすることができません。

現在、日本の取引所ではEOSを直接入手することができませんので、いつか取引できる日が来ればと待ち望んでいます。