『価値について学ぶ』BTCBOX ライター・翻訳者(LINA)

BTCBOX ライター・翻訳者

私は、BTCBOXでライター、編集、翻訳などを担当しているLINAと申します。これまで、暗号通貨の世界で活躍する非常に多くの情熱的な方達にインタビューをさせていただきました。このような機会に恵まれ、非常に光栄に思います。私自身は経済学の学位を持ってはいないのですが、この暗号通貨という世界に巡り合うことができ、嬉しく感じています。

幼少期から多文化主義に触れ、安定した社会の中で育ったこともあり、私は昔から様々な言語に対して憧れを抱いてきました。そして、言葉の壁を感じることなく、世界中のどこへでも行ける人間になりたいと常に思ってきました。現在、6つの言語でその夢を実現しようとしていますが、まだまだ道のりは遠いものです。

自分がいる環境において、ある言語が理解できない状況があると、その言語に興味をそそられ習得したいという気持ちが強くなります。日本語という言語もその内の1つで、この出会いは単なる偶然ではないのだと自分で気付きました。そして、早い段階から翻訳者、編集者、コンテンツクリエーターとしてのキャリアを始めるチャンスに恵まれたのは、非常に幸運なことだと思っています。

価値について学ぶ

言語に対するパッションにより翻訳者となり、そしてBTCBOXという次のステップに進むことができました。ここで働き始めることで、新しい気付きが生まれ、お金と価値の本質的な意味ついて知識を広げることができました。

また、どのように社会が運営され、そこにはどのような政治的な考えがあるのか​​という興味も生まれました。お金や価値について議論しない人々、またそのようなグループの外にいる人々は、どのように社会と経済が動いているのかを理解できなのではないかと感じています。

ノルウェーは完全なキャッシュレス社会へ

私が生まれ育ったスカンジナビアについて考えてみたいと思います。正直なところ、ノルウェーでのキャッシュレス社会の動向にいて尋ねられると、昔は考えたこともなかったので、最初は答えることができませんでした。世界で最も恵まれていると言われる国で育ったミレニアル世代として、お金、投資について何かを学ぶ必要があるとは教育されてきませんでした。

悲しいことに、私の世代の周りの多くの人達は、おそらく2、3枚のクレジットカードを持っていて、そのものの価値を意識せずにカードを使用しています。そのプラスチックカードには利便性があり、人々が真実に無頓着であることを銀行は理解しているので、そこから収益を得る事ができます。仮に、明日の朝目覚めて自分のカードが押収されてしまったらどうなるのか。このようにクリティカルな考えを持つ事が、自分自身を守るための武器となっています。

今日、ノルウェーで行われる取引の90%が電子決済であり、現金で行われる取引は10%未満です。ノルウェーでの電子決済普及率は、英国、米国、および他の多くの国を抜いており、既に「キャッシュレス社会」であると言えると思います。非常に便利にはなりましたが、少し便利すぎるのかもしれません。

私達は、完全なキャッシュレス社会に向かっていますが、その場合、個人のプライバシーも高めていく必要があります。ノルウェーでも、スイスのようにBitcoinが使用できるようになれば、より多くの人々が自分の銀行を持ち、自らが資産を管理できるようになります。銀行口座とクレジットカードを使用しているからといって、その資産を自分自身で所有できているわけでは決してありません。私は、それを自分の手で管理したいと考えています。

クリプト界のスーパーウーマン

これまで、非常に謙虚で素晴らしい方達にインタビューする機会をいただきました。自分達が信じていることに強い信念を持っている専門家の方達だったので、多くのインスピレーションと気付きが得られました。

暗号通貨の世界で活躍する女性の中で私が非常に尊敬しているのは、テレビプロデューサーのナオミ・ブロックウェルさんや、インドで法廷弁護士として活動するN・S・ナッピナイさんの様な方達です。

ナオミさんは、多くのブロックチェーンカンファレンスで司会を務め、世界中の著名な専門家にインタビューを行なっている方です。そして、ナッピナイさんはインドにおいて1991年からサイバー法の分野で活動しているパイオニア的な存在で、弁護士としての仕事以外にも、政府当局者、警察官、軍人、学生に対して研修などを行なっています。

ナオミさんは、誰もがプライバシーを守り、自分のデータが勝手に記録されないような非中央集権的な世界のために活動しています。

それとは対照的に、ナッピナイさんは、インドのサイバー法と技術法を整理し直し、法律と規制を作っていこうとしています。また、AIを活用したソリューションで、女性や子供に対する悪質なコンテンツをネットから根絶する運動も行なっています。

この方達の話に触れることで大きな刺激を受け、今よりも遥かに優れた自分になれると気付かされました。

YouTubeの時代

その他に非常に興味深かったインタビューは、Youtuberのラーク・デービスさんとマーク・フリードリヒさんです。彼らにインタビューする機会を頂いたときは、どのような話題になるか予想もできませんでした。しかし、実際に話すと、彼らには非常にユーモアのセンスがあり、身の回りで起こっている経済の出来事を深く理解している素晴らしい方達であるとわかりました。

フリードリヒさんはドイツの作家であり、様々なテレビ番組に出演して、通貨システムが世界中で機能しなくなっている状況を皆に知らせています。また、ラークさんも同じ様な考えを持っており、Youtube動画を通じて暗号通貨の世界で一体何が起こっているかということを非常に情熱的に伝えています。

トランスヒューマニスト運動

2020年のアメリカ副大統領選にリバタリアン党から出馬しているゾルタン・イシュトヴァンさんは、テクノロジーと科学の力で人間と社会を変革しようとするトランスヒューマニズムを信じており、非常に紳士的な方でした。私は、このように巨大なトランスヒューマニストのコミュニティが存在することさえ知らなかったのですが、関連する記事を目にして、今世界で起こっていることについて改めて考えるきっかけとなりました。

クリプト・アートの世界

多くの経済の専門家や活動家へのインタビューを行なってきましたが、最近は今までのテーマから少し方向転換を行い、フィンランド出身のクリプト・アーティストであるヴェサ・キヴィネンさんにインタビューさせていただくことにしました。

彼は、インタビューの中で今日の通貨システムが機能不全に陥っていることを主張していました。世界の動脈が詰まり心臓発作が起こる直前であり、それを解決する方法が暗号通貨であるという彼の表現がとても気に入りました。私が述べるまでもなく、彼のアート作品にはすば抜けた魅力があり、それらの作品はEthereumの技術を活用したCryptovoxelsというプラットフォームに展示されています。このCryptovoxelsも最近注目を集めているサービスで、日々大きくなっている新プラットフォームです。

クリプト界以外で注目する人物

その他にも語り尽せないほどの素晴らしい専門家の方達にお話を聞くことができました。

最後に、クリプト界以外で私が注目している人々についてお話をしたいと思います。私は、ハサン・ミナジというコメディアンが大好きで、彼は作家、プロデューサー、政治評論家、俳優でもあります。2017年に、彼がホワイトハウス記者会夕食会で行なったスピーチが非常に気に入っています。Netflixでは自分の番組を持ち、アメリカと世界で物議を醸している問題に焦点を当てています。彼がBitcoinに興味があるかどうかは分かりませんが、もしも話す機会があれば、是非、そのことについて尋ねてみたいと思っています。

私が影響を受けたもう1人の人物は、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス議員です。彼女は火の玉のような人で、中産階級の視点から非常に力強く歯に衣着せぬ話をする女性です。明日のアメリカのために、もっと良い健康保険や教育の環境を作り上げ、本当の意味での自由市場を実現するという希望を持ちながら、毎日ように国から救済を受ける超巨大企業と戦い続けています。コルテス議員が万人向けの人ではないことは理解していますが、下層の社会で収入を得ようと努力している全ての人は、彼女が成し遂げようとしていることに同意し、称賛するだろうと信じていています。

   

『価値について学ぶ』BTCBOX ライター・翻訳者(LINA)
BTCボックス株式会社 社内インタビュー:内部監査室長(佐佐木)
『最大限に自己のポテンシャルを発揮できる環境』BTCボックス採用担当(笠原 良恵)
BTCBOXエンジニアが語るブロックチェーンの素晴らしさとは(ヴィンセント・サイ)
BTCボックスのエンジニアが語る暗号通貨への思い(ジャッキー・チャン)
BTCボックス株式会社 代表インタビュー(辻󠄀 治俊)